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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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封殺

「まぁ、戦うしかないか、ないよな」


白髪の男はそう言うと、背中に下げていた、木製の銃を構えた。


砲身の長い、猟銃によくあるタイプの小銃(ライフル)に見えた。


「!」


私は身体を捻り、剣を盾にするように斜めに構えた。


「そこ!」


銃弾が私の足元を狙って、放たれる。


しかし、それはブラフだ。


「!?」


微動だにせず、当たらない弾をやり過ごした私に、白髪は一瞬動きを止めた。


そして、その袖の裏に本命だった閃光弾が隠されていることも、私は見切っていた。


「『隼剣』!」


「うおっ!?」


用意していた閃光弾を峰打ちで弾き飛ばす。


「『サマーソルト』!」


「づっ!!」


そして、蹴りを見舞って白髪をさらに部屋の奥へ押し込んだ。


「くっ!」


白髪は姿勢を保ちながら、倒れないように後ずさった。


「逃がす気はありません」


「……参ったな。勝てるとも思ってはいなかったけど」


「最初から、あなたの目的が脱出なのは、読めてました」


「……ふむ」


「抵抗は無意味だと言ったはずです」

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