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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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チヒロの推察

「こっちの場合、何か思いだすかどうかだからね。一応、何か思い出さないか、色々やってみたんだけど」


「色々?」


「うん、色んなものを見に行ったり、昔のことを思い出そうとしたり、頭を壁にぶつけてみたり、

辛い料理を食べてみたり、桶に水を溜めて溺れるまで顔をつけてみたり、目隠しで剣を振ってみたり……」


「そ、そうですか……」


「でも、なにも成果はなかったよ」


そこまで、やられて責めようはなかった。


「でも……クリスちゃんの話を聞いて、ひとつ思ったことがある」


「なんですか?」


「魔物の話なんだけどね」






討伐隊は、山賊の拠点に向けて進みだした。



その中で聞いたちーちゃんの話はこうだった。


熊が冬眠するように、生命活動が著しく困難になった状態で、封印状態になる魔物がいるらしい。


その魔物の中に、身体を結晶で覆うタイプが一部に存在するというのだ。


「……じゃあ、セレナもその魔物のように、って言いたいんですか?」


「あるいは、だけど」


「でも、セレナは人間――」


「――本当に?」


「っ!?」


「――――絶対にそうだって、言い切れるの?」

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