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討伐隊
――そのすぐ後に連絡があり、翌日には討伐隊が結成された。
私とちーちゃんが、そこに加わり、
セレナの様子が心配なので、シンシアさんには残ってもらうことにした。
討伐隊は志願者と憲兵の混合隊だ。
「野郎ども!今まで、散々煮え湯を飲まされてきた、忌々しい山賊どもに鉄槌を下す時がきた!」
なのに、なぜかリタ船長が陣頭指揮を執っている。
「我々の生活を脅かす、野蛮で粗野な猿どもを、○○○○して、××××に!
□□を■■■■してやれ!奴らにこの世の地獄とはなんたるかを教えてやれ!」
「うおおおおおおおおっ!!」
リタ船長の言葉に、呼応する男達。
その中には憲兵達も混じっていた。
「こ、こういうのも、人心掌握術なんでしょうか……」
「まぁ、水夫って荒々しいイメージがあるし」
「そうなんで、しょうか……」
「ところで、セレナちゃんの件はどうなの?」
「それがですね……」
昨日、至った症状についての結論を話すと、ちーちゃんは腕組みをした。
「なるほど、ね」
「ちーちゃんのほうはどうなんですか?」




