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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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過信のリスク

「あ、ああ……少し離れたところに『セルロ山』ってところがあって、

そこの高原が昔”一角獣”の住処だったんだ」


「なるほど、じゃあ、そこに向かうことにしましょう」


「待ってくれ、『セルロ山』は魔物達がいなくなって、今は山賊どもの拠点になっているんだ」


「山賊、ですか……大した問題にはなりませんよ」


「アンタ、その辺の野盗と同じに考えてないかい?

山賊は野盗と違って、連携を取ってくるし、荒事も数段慣れているんだ」


確かに、そうなるとシンシアさん達を連れていくのは、危険かも知れない。


「じゃあ、私一人で行くことにします」


「!?ま、待ちなよ、腕に覚えがあるのかも知れないが、要は奴らのテリトリーに踏み入れるってことだ。

土地勘もないのに、無茶だよ」


……確かに、これは慢心かも知れない。


いくら、山賊と言えど、遅れをとるつもりはないが、

直接戦わずとも、消耗させるやり方はある。


自信があると言っても、過信かも知れない。


これは私の未熟さだ。


「でも、そうなるとどうするんですか?他に方法は……」


「一人では危険だが、土地勘のある、この街の人間を連れていけばいいのさ」


「え?」


「ちょうど、『セルロ山』の山賊には、ウチらも被害を(こうむ)っているのさ。

有志を募って、討伐隊を結成しよう!」

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