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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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クリス先生の魔石教室

私の言葉を聞いて、リタ船長達はポカンとしていた。


「……どうしたんですか?」


「い、いや、魔石って、そりゃ、おとぎ話に出てくるやつだろ!?」


確かに、偉大な魔法使いが出てくるおとぎ話には、魔石はよく登場する。


「おとぎ話と言っても、元となる逸話は存在します。同じく魔石も架空の物ではなく、存在するんです」


「なんだって!?」


私は実際にやって見せることにした。


「魔法を発現する際、消費されるエネルギーが魔力です。

これは、機械を動かす際に燃料を燃やしてエネルギーにするのと同じで、燃焼される魔力燃料が元になっています」


「魔力燃料!?」


「ええ、と言っても、実際の燃料とは違い、無害な気体として身体の中や周りの空気中に存在しているので、視認することは出来ません。しかし――」


私はぐっと左手を握りしめた。


「例えば、液体である水が、気体である水蒸気、そして固体である氷になるように、

大抵の物質は、温度によってその姿を変えます。

つまり、燃料と同じ性質を持つ、魔力燃料も――」


ぱっと左手を開くと、薄紫色の小石が精製された。


「この様に、凝固させれば、固体になります。これが、魔石です」

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