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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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あり得ない話

色々厳しくなってきたので、金、土、日の集中更新をやめようと思います。

ただ、毎日更新は続けるつもりです。

困惑しているレナさんを置いて、ひとまず事務所の応接室に戻った。


気を失ったままのセレナをソファに寝かせて、椅子に座らせたちーちゃんの前に集結する形になった。


ちーちゃんは血を洗い落とし、お茶を飲ませて落ち着かせた。


「どうですか?」


「うん……もう、大丈夫」


そう答える、ちーちゃんの目は本来の色に戻っていた。


「それじゃあ、話してくれるかい?」


リタ船長の問いにちーちゃんは頷くと、誰とも目を合わせないように、視線をお茶に落とした。


「さっき、言ったように、あの人は呪われている」


「ああ、聞かせてもらったよ」


「……きっと、気になるのは、その呪いが、どういう呪いかって、ことかと思う」


「実際、どうなんですか?」


言いづらそうに、ちーちゃんは口をもごもごさせていた。


しかし、一口、お茶をすすると、意を決したように口を開いた。


「あれは……通称”悪魔の眼(イビルアイ)”。

()()の中でも、上位の悪魔や吸血鬼が、素質のある人間を仲間にする為に施す呪いなんだ」


「ま、魔物、だって!?」


「は、はい」


「そんな馬鹿な!?あり得ない!!」


「な、なにを……別に嘘を言ってるわけじゃあ……」


ああ、そう……なのか。


ちーちゃんは知らないんだ。


「……ちーちゃん」


「クリスちゃん、デタラメ言ってるんじゃないんだよ」


「そうかも知れません。でも……魔物は、()()()()()()()んです」


「………………えっ?」

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