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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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上手い話には裏がある

「船長!?」


「しかも、都合のいいことにウチの船は貿易船、さらに次の目的地は『パラガム』だ」


「ええっ!?」






「……いくらなんですか?」


ぐらり、と身体を揺らしながら、シンシアさんは起き上がった。


「シンシアさん?」


「話だけなら、あったんですわ……」


よかった、喋り方戻ってる……


「でも、今は『パラガム』との貿易利益は上がりに上がっていて、積載費が以前の3倍になっていたのですわ……流石にそこまでは出すことが出来ませんのよ?」


「そうか……それについては構わない。以前の値段で受けもとう」


「本当ですか!?」


「ああ、ただし……条件をつけさせてもらう」


「条件?」


「ウチの航海士の目が病にかかっちまってね……そいつを治して欲しいんだ」


「……もしかして、セレナに聞いてたのって」


「ああ、回復魔法は効かないんだ。だから、他の方法を探してる」


「魔法の効かない……病気?」


「そういう訳さ。腕のいい航海士だが、このままだと、引退させるしかない。

治してくれたら、いくらでも……と言いたいところだが、オーナーは別なんでね。

以前の価格がアタシの権限での最大限の割引さ。

受けてはくれんかね?」

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