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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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怪我の功名というか

「わしゃあ、情けのうて堪らんのですわ」


「し、シンシアさん、そのへんにしましょう。ね?」


「せやかて……」


「ほらほら、せっかくの料理が冷めますよ?」


「うう……」




……



「あー……うー……」


「寝不足も重なって、眠っちゃいましたね」


「色々、悪いことしちゃいましたかね……」


「クリスさんのせいではないですよ」


「セレナちゃん、疲れてるだろうから、”神仙術”かけてあげたら?」


「そうですね」


セレナが手を当てて、シンシアさんを回復させた。


すると、それを見ていた女性がこちらに話しかけてきた。


「ねぇ、それって、回復魔法じゃ……ないよね?」


「ええ、そうですよ」


「……」


女性は口に手を当てて考える素振りを見せた。


「なんですか?」


「アンタ達って、馬車積んで、『パラガム』に行きたいって言ってた子だよね?」


「え、どうして……?」


「悪いね。話してるの、聞かせてもらったよ」


「そ、そうですか……」


「ちょうど、ウチの船がね。ついさっき着いたばっかだったから、ウチには交渉来てないと思うけど」


「え、船乗りなんですか?」


「ああ、これでも船長やらせてもらってる」

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