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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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前世の魂今世でも

昼を過ぎた頃になって、『ポートピア』に到着した。


シンシアさんもセレナもバテバテだったが、宿を決めるとシンシアさんはすぐに船着き場に交渉に行った。


セレナもちーちゃんも宿で寝ているので、私も同行することにした。





……




港町というだけあって、船着き場には大小様々な船が停まっていた。


「磯の香りがしますわね……」


そう呟く、シンシアさんは流石に良家のお嬢様と言うべきか、絵になっていた。


「きっと、海鮮料理が美味しいでしょうね。今日はどこかの海鮮レストランにしましょう」


「いいですわね……」


そういうシンシアさんはうとうとしいた。


「あの、大丈夫ですか?今日はやっぱり休んで明日にしても……」


「いえいえ、今日までしか停まっていない船もあるでしょうし、そうもいきませんわ!」


シンシアさんはぶんぶんと頭を振って、両頬を自分で叩いた。


「し、シンシアさん……?」


「こんなの社畜時代にはよくあったことよ!」


「しゃちく……?」


「寝不足で営業周りなんてよく聞く話じゃない!」


なんだか、黒くて淀んだ空気をシンシアさんを包んでいた。

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