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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第7章 踊る少女
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言い伝えには理由がある

「まぁ、そう言うなら……」



二人は本当に疲れているようで、暫く黙ったまま回復を受けていた。





「……そう言えば」


「うん?」


「夜中に笛を吹くと蛇が出る、って迷信ありましたわね」


「ああ、あれは、夜中に笛を吹くと、泥棒に狙われるからってことらしいよ」


「泥棒、ですか?笛で?」


「なんだっけ、それだけ、裕福な家庭なんだろ、って」


「ただの笛で、ですか?」


「昔から言われてたから、昔はそうだったんじゃない?」


「なんだか、釈然としませんわね」


「……ああ!じゃあ、お祭り騒ぎをしてるから、ってことじゃないかな」


「お祭り騒ぎ……確かに裕福そうですし、意外と泥棒のねらい目なのかも知れませんわね」





…………なるほど、そういうことか。笛でおびきだしてしまったのかも知れない。




「……セレナ、任せていい?」


「いいですけど、どうしたんですか?」


「うん、ちょっと……野盗が遠巻きに見ているみたいだから」


私は静かな声で囁いた。


「!」

「!?」

「っ」


「みんなはここにいて下さい」


ちょうどいい、踊る剣技……どこまで掴んだか試せる機会だ。

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