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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第7章 踊る少女
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到着の前の日

遠回りながらも、着実に『ポートピア』まで着実に進んでいた。


馬車をセレナとシンシアさんに任せながら、私とちーちゃんは鍛練に明け暮れた。


ちーちゃんの適応力は凄まじかった。


自分は剣士で、いざという時、馬車を守らないといけないという自覚が生まれていた。


度々、野盗が襲ってきても、私と一緒に戦い、野盗達をのしていた。


現状は、あの踊る剣技頼りとは言え、その辺のチンピラ崩れの野盗だけなら、

ちーちゃんだけに任せても十分務まっていた。



そんな訳であと一晩明けて、昼には『ポートピア』に着くところまで来ていた。




このルーティンも今日で暫くお預けとあって、ちーちゃんとの夜の鍛錬も熱がこもった。





「はっ!」


「!」


ちーちゃんのそれは数日前とは見違える剣だった。


とは言え、未だ実践するには不安が残ることには変わりない。


私はあえて、強く叩き返した。


「あっ……!?」


「ちーちゃん!?」


ちーちゃんの足はもつれ、その場に倒れ込んでしまった。


「だ、大丈夫ですか!?」


「う、うん……でも、体力のほうは厳しいみたい」


ちーちゃんの腕も足も小刻みに震えていた。


私とちーちゃんの体力的な差は大きく開いている。


故に、ちーちゃんの限界が私より早くくるのは仕方のないことだった。

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