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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第7章 踊る少女
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双方にとってベストでも、将来的にはベター

「でも、いざという時を考えると戦えないよりはいいですね。」


「ま、それはそうだけど」


「……うん。じゃあ、こうしましょう」


「なに?」


「ちーちゃんの通常の剣技では正直、心もとないので、あの踊る剣技をもっと磨きましょう。私も立ちあうことで、あの剣技を学びたいと思います」


「うーん……まぁ、現状はそれがベストか。互いにとっても」


「えっと、不服ですか?」


「いや、そういう訳じゃないけど、あくまで本筋ではない絡め手だからね。

磨いたところで、基礎が出来てないから、実力自体はいつまでたっても跳ねないと思うのよ」


言いたいことはわかる。


ちーちゃんの本来の実力には関係のない剣技だ。


とは言え、彼女の剣は私とは流派が違う以上、私から教えられることは少ない。


ちーちゃんと同じ剣を使う師がいるなら、話は変わるけど、

現状はこの方法がベストだというのは、二人の共通認識だ。


「ちーちゃんにとってはそうでしょうが、他に方法は……」


「ああ、いや、わかってるよ?でも、なんていうか、もどかしいんだ。

正道がわかっているのに、あえて違う道を進むのが……」


確かに、ちーちゃんにとっては今この段階ではベストな方法と思えても、

もっと長い目で見れば、それが覆る可能性はある。

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