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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第7章 踊る少女
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通用しないことはわかりきっていた

「どう、思う?これじゃあ、勝負にならないんじゃないかな?」


「そ、それは……」


今見せられた技なら、一度防いでしまえば、あとは対処出来る。


他に使える技がないとするなら、警戒も簡単だ。


あとは……


「試しに普通に打ち込んでみてもらえますか?」


「え?まぁ、いいけど……いくよ」


真正面から、ちーちゃんは剣を打ち込んできた。


受け止める――剣自体は使えている。


「てやっ!」


二撃目も止まる――だけど、どうにも素人くさい太刀筋だ。


「このっ!」


三つ目は受け流す――扱えない時よりはいい、しかし、最初に見た剣と比べようもない。


「くっ!」


踏ん張って、回転斬り――攻撃に転じれたことを褒めるべきだろうか、それでも隙は大きい。


「たやっ!」


駄目だ、幾らなんでも大振り過ぎる――私はあえて、懐に潜り込んだ。


「うっ!?」


無理矢理ちーちゃんの腕を掴んで、攻撃をやめさせた。


「ど、どう?」


「……ちーちゃんの見立て通りでした。無理を言ってすみません」


贔屓目に見ても、最初の頃の2割にも満たない太刀筋だと、思った。

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