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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第7章 踊る少女
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唯一の剣技

「本来の実力……どう感じているんですか?」


「……そうだね。試すだけ試してみよっか」


すると、ちーちゃんは右手に持った剣を下ろし、構えとも取れない体勢をとった。


「!!」


「今、唯一、使える()()……受けてくれる?」


「その体勢は…………いえ、わかりました」


それに、さっきのは剣技ですらないということ……


色々と言いたいことはあったけど、その全てを飲み込んで、私は技を受けるべく、構えをとった。


「行くよ……!」


ちーちゃんは、先程とは違い、高く跳躍した。


そして、一番高い位置に剣を振り上げた。


「『()()』――」




――!!




あの時の技!?




「――『突貫(とっかん)』!」




「いや、違う技!?」



高い位置から、勢いのまま、突っ込んできた。


私は剣で、真正面から受け止めた。


「ぐっ!うぅっ!」


重い一撃だ。





しかし、逆に言うなら、それだけだ。


私は奥歯を噛みしめ、衝撃を押さえ込んだ。


「はっ!」


力のピークが超えたところで、私は跳ね返した。


「っとあ!」


跳ね返された、ちーちゃんはこともなさげに着地した。

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