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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第7章 踊る少女
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直球に磨きをかけることで変化球が活きる

変幻自在の剣を捌き続けることで、徐々に慣れ、対応力が上がっていってるような気がした。


「ふむむむ…………駄目ね」


突如、ちーちゃんは後退し、体勢を立て直した。


「どう、したんですか?」


一瞬、つまったのは、息が上がる寸前まで追い詰められていたからだ。


「駄目よ。そっちを追い詰めるつもりだったけど、こっちも限界」


そう言う、ちーちゃんの膝は笑っていた。


「でも、驚きました。ちーちゃんがあんな剣捌きをするなんて」


「ああ……これはただの絡め手。苦肉の策よ」


「え?」


「流石に真っ当に戦ってもどうにもならないからね。初見殺しで攻めてみたんだけど……駄目ね」


……という事は、彼女本来の戦い方ではなく、引き出しの中の一つということか。


確かに、今までの二度と比較するとかけ離れすぎている。


そう考えると……


「全然駄目じゃないです。今の教わりたいくらいですよ」


「そう?それは構わないけど……こっちは、本来の実力が伴ってこその絡め手だと思ったわ」

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