表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
187/1085

in vitro

「みんな……いなくなったんです。なのに、私だけ……」


「あなたが不死者だから……」


「……私を……私達を()()()()人は、改造に成功したのは私だけと言ってました」


「改造……それじゃあ」


「……言ってましたよね」


「え?」


試験管の中(イン・ビトロ)、だって……」


「じゃあ、ここはやっぱり……」


「実験場だったんです。()()()の……」


「あの人……誰なんです?死霊使い(ネクロマンサー)は……?」


「素性まではわかりません。ただ……」


「ただ?」


「自分達は”世界を救うため”にやっている、と言ってました」


「!?」


英雄志望の異常者――救世主願望が招いた悲劇といったところだろうか……?


「……”世界を救うため”、その目的の為なら、どんな非道も犠牲も許される、そう思ってたのかな?」


「ちーちゃん?」


そう言えば、ちーちゃんは今回メメの使う技の対処法を知っていたり、過剰反応を示したりしていた。


もしかすれば、過去に関わりがあったのかも知れない。


『勇者』との関わり……もしかすれば、本当に世界を救おうという試み自体は真実だったかも知れない。





ただ、メメやこの村の人達にしたことを思えば、到底許せることではなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ