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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
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その瞬間の攻防

野盗達の命を奪っていないのは、あくまで結果論だ。


手加減しても勝てる相手だから、正当な裁きを受けさせる為にそうしているだけで、


もし、手加減して勝てない相手ならば、そうはいかないし、


加減を失敗して殺してしまったとしても、それは相手が殺す気で来ているのなら仕方のないこと。


だから、今回のように加減の出来ない相手なら、仕留めれる時に仕留めることはおかしくない。


初めて人の命を奪うことになったとしても、その覚悟は、旅に出た時からしていたし、


エル兄さんにも、そういう甘さは注意され、意識はしていた。


なのに、


それなのに、私はメメを殺すことに違和感――正しくないとさえ感じていた。



『――目標セット(ロックオン)


メメは振り向きながら、こちらにまたエネルギーを放とうと手を構えた。


「――」


発射(シュート)!』


私は手で地面を叩き、スライドするように移動した。


閃光は私いた場所を通過するだけだった。


直線的な攻撃しか出来ない。


それがメメの攻撃の難点――


「――え?」


そして、無防備なメメの背中に、今、まさにちーちゃんが剣を振り下ろさんとしていた。

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