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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
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不殺に非ず

「――離脱!」


不死鳥を手放し、同時に最大出力で解放した。


再び、不死鳥とエネルギーのぶつかり合いになる。


しかし、そこに私はいない――!!



『!?』



私は離脱と同時に上方からメメの魔法陣を飛び越え、片手逆立のような状態でメメの後頭部を掴んでいた。


急所を捉えたのだ、このまま潰してしまえば、それで終わりだ。



「――」



躊躇は一瞬だった。



だが、確かに私は確かにその瞬間、()()()()()()()()()()()があった。


『!』


前方に回っていた、鋼の翼が後方に周り、私を叩きつけた。


私は堪らず、手を離し、その場を離れた。


吹き飛ぶように、落下するように離れる中、私の心は無心に近くなり、

反面何かを模索するかの如く、視線はメメをひたすら捉えていた。



「……」


殺されようとしているなら、殺すしかない。


それは最低限の覚悟だ。


私は今まで、人殺しこそしていないが、


生きるために野生動物を狩ったり、魚を捕らえたりと命を奪ってきた。


それはむしろ、当たり前のことだ。


原理はそれと同じ、命に危機が迫るから、殺す。


それは当たり前のことだ。

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