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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
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拮抗

「!?」


「クリスちゃん!!」


私は咄嗟に気功で障壁を造り、閃光を受け止めた。


「く、うっ……!」


受け止めることは出来た。


だが、衝撃で押し込まれる。


地面が泥で踏ん張りが効かないこともあって、

2m、3m、4mと後方に押され、最終的には10m近く押された。


「クリスちゃん!」


「大丈夫です、下がって!」


私はぬかるんだ地面を思いっきり踏み込み、メメの元へと跳躍した。


『……』


「また来るよ!」


「だったら!『フェニックス・ライド』!」


不死鳥を纏い、赤いエネルギーとぶつかる。


「くぅっ!」


『……!』


力は拮抗していた。


私の『フェニックス』の魔力が切れるか、メメのエネルギーの放出が切れるかの勝負だった。



拮抗は時間にして10秒――


そして、向こうの勢いが一瞬弱まった。


「そこぉっ!」


一気にメメの元まで、迫る。


すると、メメ自身を守ろうと、鋼の翼が私の前に盾となった。


「貫けっ!」


火花が散り、鋼を徐々に溶かしながら、不死鳥はメメへと迫っていく、しかし――


『目標を補足』


メメは再び、手を掲げた。

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