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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
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弾丸と閃光

一般の人間にとっては脅威でしかない銃火器も、私にとっては一武装でしかない。


迫りくる弾丸も人差し指と中指の二本の指で掴むことが出来る。



だから、今、目の前に迫る弾丸は脅威ではない。



――――そう、脅威ではない、はずだ。




()()()っ、クリスちゃん!!」



「っ」


ちーちゃんの叫びに反応して、私は横っ飛びで避けた。



――弾丸は宿の壁にぶち当たった。




そして、それと同時に壁が()()()


「あっ!?」


「ちっ、()()()か」


メメは悪態を()きながら、再びこちらに銃口を向けた。


「『フラッシュ』!」


「うっ!?」


閃光魔法で、メメの視界を奪った。


「クリスちゃん!」


「わかってます!」


メメへの攻撃には移らず、壁が消えた場所から、ちーちゃんを担いで外に飛び出した。


私の知らない――得たいの知れない攻撃方法。


一旦、落ち着いて、対処法を考える時間が欲しかった。




「くっ、逃げますか。でも、こちらとしても都合がいいです。

……これ以上、宿を壊したくないですし」




メメはすぐに私達を追おうとせず、廊下を回って、玄関から外に出た。


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