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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
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クリスの部屋の実態

食事を終え、私達はそのまま廊下で話していたが、時刻は11時。


天気計の通り、雨は上がったことを確認し、私達はそれぞれ部屋で休むことにした。


「雨漏り、してないといいなぁ……」


「それくらいは多めに見ましょうよ、ベッドにつたい落ちてさえいなければ」


「私は雨でナメクジとかが沸いてないか、心配です」


「まぁまぁ、野宿の時も同じような心配をするんですから、そんなに気にすることないでしょう」


「……宿にいるのに、野宿と同じ心配をしないといけないのが問題なのでは」


「うっ、確かに」


「そう言えば、クリスちゃんの部屋って、他の部屋より被害が小さくない?」


「えっ……あ、いや!それは……」


動揺した、一瞬の隙をついてちーちゃんに鍵を奪われた。


「へへぇっ!ずるいぞ、交換だぁっ!」


ちーちゃんは自分の持ってた鍵を私に放り渡すと、私の部屋に入った。


「あっ!ま、待って下さい!!」


「遅いぞ、早いもの勝――」


飛び込むように入ったちーちゃんだったが、踏み込んだ床がまるまる抜けて下の階に落ちてしまった。


「だから、言ったのに……私の部屋、他の部屋以上に脆くなってたんですよ?」


「――」


返事がなかったので床の穴から、除いて見ると、ちーちゃんは下の部屋で目を回していた。

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