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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
163/1085

判明

雨が弱まってきた頃を見計らい、馬車を村に向けて走らせた。


行き以上にぬかるんだ道を進むため、安全にゆっくりと馬達を進ませた。


すると、行きは気づかなかった看板を見つけた。


「あ、これ、村への案内板みたいですね」


「本当だ……『イン・ビトロ村』って書いてます」


「そんな名前だったんですね」


すると、シンシアさんがちーちゃんの肩を叩いた。


「ねぇ、チヒロさん」


「うん?」


「前々から、思ってましたが、この世界の名称、どことなく英語っぽくありませんか?」


「名称……魔法とか?」


「そうですね、クリシュナさんの使う魔法を聞いてると、聞いたことのある単語ばかりですわ」


「街の名前も『リンドロンド』とか、どことなくぽいよね」


「今回の『イン・ビトロ村』もそうじゃありませんか?」


「イン・ビトロ……確かに」


二人の会話を聞いていた私は思った疑問をぶつけた。


「え、じゃあ、イン・ビトロってどういう意味なんですか?」


「うっ、それは…………実は私、余り英語が得意じゃありませんでしたの」


「ああ……聞いただけで、拒否反応出るタイプだったんだ?」


「その通りですわ……イン、が中というくらいはわかりますが、ビトロ?

お魚の部位でしょうか?」


「えっと、確かガラスじゃなかったかな」


「ガラス?ガラスも英語ではなくて?」


「ほら、ビードロって言うじゃない」


「ビードロ……聞き覚えはありますが、英語でしたか?」


「いや、語源は確かポルトガル語だったかな」


「ポルトガル語……余計わかりませんわ!」


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