表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
162/1085

逆戻り

「そうですか、となると……」


「雨が弱まったタイミングで、すぐに戻ったほうがいいと思いますわ。

今日はもう、やみそうにありませんから」


「そんなこと、わかるんですか?」


「ええ、これは”天気計”と言う道具です」


シンシアさんは、馬車の壁にかけてあった機器を指さした。


「このメーターが今の天気がいつまで続くかを表しています。

それによると、夜の11時までとなっています」


「なるほど……あ、じゃあ、もしかして、今日雨が降ることはわかってたんですか?」


「ええ。出発の段階で、ですが……とはいえ、どの程度の雨か。

ましてや、雷雨で、橋まで焼く雷を落とすなんて、わかりませんでしたが」


「そうですか。じゃあ、今日のところは、またあの村に戻るしかなさそうですね」


「ええ、今日という日が無駄になったのもそうですが、

またあの宿に泊まらざるを得ないのも、憂鬱ですわ……」


「まぁ、予定外のトラブルは旅には付き物ですから、仕方ないですよ」


そうは言いつつも、私自身も内心は憂鬱だった。


勿論、話を聞いていたセレナやちーちゃんもそういう表情に見て取れた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ