表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第3章 奴隷少女
16/1085

訪問

一週間が経った。


セレナの症状は回復し、すっかり完治したと言えるところまで来ていた。


そして、私は奴隷商人達のアジトだという建物の前まで来ていた。


「ほ、本当に入られるんですか?」


「勿論。憲兵達への通報も済ましたしね」


じきに、憲兵達によって奴隷商人達は捕まえられるだろう。


だけど、その前に()を済まさないといけない。


「セレナはついて来なくてもいいよ」


「い、いえ!クリスさんが行くのなら、お供します」


「……わかった」


私は蹴破るように扉を開けた。


「な、なんだ!?」


建物の中を見る。


一階はロビーとなっており、10人程のゴロツキがたむろしていた。


「あんたらが、奴隷商人ですね?」


自然と口調が荒くなっていた。


「なっ……なんだぁ?嬢ちゃんよ、いきなりご挨拶じゃねえか」


「証拠はあがってるんですよ。死にかけたこの子が山に捨てられたのをね」


「はぁ?なんだ、そのガキ?」


と、その時、セレナがゴロツキ達の中の一人を指差した。


「あ、あの人です!わたしを山に捨てたのは!」


「……どういうこった?なんで、お前が生きてる?」


「間違いではないみたいですね。大人しく、通してもらえませんか?」


「ちっ!なんだか、わからねぇが!相手はたかだがガキ二人だ!やっちまえ!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 水戸黄門みたいな展開。さて、どうなるか!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ