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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第3章 奴隷少女
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訪問

一週間が経った。


セレナの症状は回復し、すっかり完治したと言えるところまで来ていた。


そして、私は奴隷商人達のアジトだという建物の前まで来ていた。


「ほ、本当に入られるんですか?」


「勿論。憲兵達への通報も済ましたしね」


じきに、憲兵達によって奴隷商人達は捕まえられるだろう。


だけど、その前に()を済まさないといけない。


「セレナはついて来なくてもいいよ」


「い、いえ!クリスさんが行くのなら、お供します」


「……わかった」


私は蹴破るように扉を開けた。


「な、なんだ!?」


建物の中を見る。


一階はロビーとなっており、10人程のゴロツキがたむろしていた。


「あんたらが、奴隷商人ですね?」


自然と口調が荒くなっていた。


「なっ……なんだぁ?嬢ちゃんよ、いきなりご挨拶じゃねえか」


「証拠はあがってるんですよ。死にかけたこの子が山に捨てられたのをね」


「はぁ?なんだ、そのガキ?」


と、その時、セレナがゴロツキ達の中の一人を指差した。


「あ、あの人です!わたしを山に捨てたのは!」


「……どういうこった?なんで、お前が生きてる?」


「間違いではないみたいですね。大人しく、通してもらえませんか?」


「ちっ!なんだか、わからねぇが!相手はたかだがガキ二人だ!やっちまえ!」

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― 新着の感想 ―
[良い点] 水戸黄門みたいな展開。さて、どうなるか!
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