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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
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悪天候

出発して暫くすると、雨が降り出した。


「これは……強くなるかも知れませんね」


「馬達は大丈夫かしら?」


「あ、それなら……」


私は、手綱を引くセレナの後ろに立った。


「『エア・ドーム』」


魔法で空気の屋根を構築した。


「これで、直接濡れはしないので、体温低下などは大丈夫です」


「それはいいですね。でも、雨で地面がぬかるむのは避けられませんわ」


道は、多少平らになっているだけの土道、泥だらけになるのは免れない。


「まぁ、一分一秒でもという訳じゃないですし、安全な速度で進んで下さい。

空気の膜があると言っても、多少は視覚が悪くなりますし」


「わかりました」




……



その後も、どんどん雨が強くなっていき、雷も鳴り始めた。


「無理に進む必要はないですよ。ここら辺で休みましょう」


「いえ、それならせめて、この先にある橋を渡りましょう。

地図によるとその先に廃墟ですが、建物があります。

雷が鳴る中で、森の中にいるのは危険です」


それなら、そこまでは進もうと思い、馬を走らせた。



しかし――



「え、これは……」


「そんな……」



橋は崖と崖を繋ぐ、吊り橋だった。


しかし、その吊り橋は、雷に撃たれ固定する杭を残し、炎上していた――

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