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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
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こりごり

その後も色々と大変な事があったが、とりあえずは一晩、無事(?)に過ごすことは出来た。


テントとは違う、ちゃんとした屋根のある場所で眠れるのは、

こんな宿だとしても思ったよりも安心感があった。


とは言え、余り長居したい場所でもない。


陽が昇ると、すぐに出発することにした。





……



「まぁ、泊まれるだけマシだった……そう思いませんか?」


「……そうですわね」


「……」


そんな中、ちーちゃんは一人離れて、辺りを見渡していた。


「どうしたんですか?」


「……いや、相変わらず、人っ子一人いないなぁ、と思って」


「この村の人には、まだ早い時間なのかも知れませんね。宿屋の女の子も受け付けで寝てましたし」


「いや、それは来た時もじゃない?」


「よく眠る村……ということなのかも、知れません」


「ま、そうかもね」



そんな話をしながら、馬車に乗り込んだところで、シンシアさんが、あ、と呟いた。


「結局、この村の名前、聞きそびれてしまいましたわ」


「そう言われると、気にはなりますが……

今後この村にまた用事があるとも思えませんし、もう、いいんじゃないですか?」


「う……まぁ、そうですわね。出来ることなら、寄りたくはないですわ」


「……」


皆が皆、宿で大変な目にあったことで、そんな気持ちになっていた。

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