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猫可愛がり
「せ、セレナは可愛いなぁー!もう!」
「く、クリスさん!?」
いたたまれなくなって、私はセレナを膝に乗せるように抱きかかえた。
「お腹いたいんだね、気功を込めながら、さすってあげるね」
「あ、ありがとうございます……」
宣言通り、セレナのお腹をさする。
こういうのをイカ腹というのだろうか?
太っている訳でもないのに、ぷっくりしていて、触り心地のいいお腹だ。
「んー、ちっちゃくて可愛いな、セレナは」
「く、クリスさん……」
口調の割に子供のようなセレナは、膝に乗せているのに、私の身体に収まる。
顎の下にセレナの頭が来るほどの小ささだ。
思わず、首を下げて、セレナに頬ずりをした。
「ほっぺも柔らかいんだよねー」
「は、恥ずかしい、です……」
「さっきも言ったけど、セレナは妹みたいなんだよねー。
下のきょうだいがいたら、ずっとこうしたかったんだ、本当は」
割りと末っ子あるあるだと、思う。
「うう……」
「嫌、かな?」
「いえ、恥ずかしいんですって……でも、クリスさんがしたいなら……」
「…………何、いちゃついてるんですの?」




