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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
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謎の距離感

翌日、朝から一日かけて、途中の村にたどり着いた。


そして、その間に私とセレナが、”チヒロさん”から”ちーちゃん”の呼称に変わるのは容易だった。


そんな中で、シンシアさんは、自分を貫いたのは流石だと思った。






「あそこが……なんでしたっけ?」


「いえ、地図にも詳しく載ってないのです」


「じゃあ、正式名称がわからないの?」


「ええ、村の人に聞いてみれば、わかるかも知れませんが」


「あの、ちーちゃん()()、そんなに乗り出すと危ないですよ」


「あっ、そうだね…………相変わらず、そのちーちゃん()()ってむず痒いなぁ」


「まぁまぁ、ちーちゃん、そこはセレナの妥協点ですから」


「クリスちゃんもクリスちゃんで、ちーちゃん呼びになっても口調はそのまんまなんだよね」


「これはクセですから」


「なんども言うようだけど、それだとセレナちゃんはどうなのさ?」


「セレナは……なんというか、妹みたいなものですから」


「!?」


「あれ、供述が変わった?」


「供述って……年下の女の子って、妹みたいなものじゃないですか?」


「えー!?それはないよー!!」


「そうですわね……流石にそれは賛同しかねます」


「……」


そうなのか……年下の女の子はセレナが初めてだったから、距離感が違ったのかも知れない。


「で、でも、それなら、クリスさんのことお姉さまって、お呼びしますよ?」


「なんで、さま付け?」


「血の繋がらない子を妹扱い……如何わしい匂いがしますわ」


「そ、そんなんじゃありませんよ!ほら、セレナ、そこに止めて!」



「ごまかしたね」

「ごまかしましたわね」

「ごまかすんですか?」



「息ぴったり!?」

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