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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
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九死に一生……………?

「とと……わっ!?」


剣の重みに引っ張られ、斬りかかるというよりは、振り下ろすような軌道。


見切りも何もなく、単純な直線軌道に私は合わせるように剣を受け止めた。


そして、ガツンという斬り合いというよりは、ぶつかり合う音が響いた。


「うぇっ……!?」


弾きかえした訳でもないのに、チヒロさんは反動で剣を頭の上で制御出来ていないようだった。


「危ない!」


私は剣を右手に預け、左手でチヒロさんの腕ごと剣を支えた。


「あ、ああ……死ぬかと思った」


「ごめんなさい、やめましょう」


「う、うん、こちらこそ、ごめんね」




…………




半ば死にかけて、興奮気味だったチヒロさんを落ち着かせるため、

馬車の車輪に背を預けて、草むらの上に座った。


「こういう言い方はよくないと思いますが、予想外でした」


「なにが?」


「いえ、元々は片手で剣を扱えていたんです。筋力がそうそう落ちるとは思ってなかったので、

技術的に制御が効かないことがあっても、重さに振り回されるとは思ってませんでした」


「うーん……それがね、左手が上手く力が入らないの」

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