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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
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打ち解けたあと

その後も三人は話し続け、陽が落ち、キャンプを張った頃には、

チヒロさんは、砕けた口調になっていた。


「それで、言ってやったんだ。犠牲フライはお手玉しようが、外野手が触れた時点でスタートだって」


「ああ、知ってると知らないとでは大違いですわね」


一体、なんの話をしてるのだろう?


「あ、そう言えば、チヒロさんは干し魚は大丈夫でしたっけ?」


「……」


チヒロさんはじっ、と私の顔を見つめた。


「もしかして、苦手です――」


「お堅いよ!」


「えっ?」


「せっかく打ち解けたんだから、クリスちゃんも友達みたいに喋ってよ」


この人、こんな感じの人だったんだ……


「そんなこと言われましても、敬語は私のクセみたいなものですし」


「えー?でも、セレナちゃんには使ってないじゃない!」


「それは……まぁ、セレナは年下ですから」


「年功序列みたいなの?そんなに意識することかな?」


「そんなんじゃないですよ。ほら、一番年上のシンシアさんの方がお堅い喋り方してませんか?」


「いやぁ、アタシのはキャラ付けだし」


なんてこと言うんだ、この人は……


「あの、シアさんに切り替わると話がややこしくなるじゃないですか」


「あはは、ごめんごめん」


面白がってるな、この人……

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