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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
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シンシアの本領 前編

エル兄さんは話を交わしたあと、一足先に出ていった。


私はエル兄さんに話したことを元に、他の仲間に今後のことを相談することにした。




「……と、言う訳なんですが、どうです?」


「わたしはクリスさんについていくだけですから」


セレナは真っ先に同意した。


「……右も左もわからないんです。あなたに従います」


若干、後ろ向きな言い方だが、チヒロさんもそれにならった。


「行き先に関しては、クリシュナさんが決めていただければいいかと」


シンシアさんも同意した……ようには思えた。


「他に何かあるんですか?」


「他国に行くとなると、幾つかクリアしないといけない問題がありますわ」


「どんなことがあります?」


「まず第一に貨幣の問題ですね。他国ではウェンは使えません。

次に移動の問題、海路を使う事に異論はありませんが、その場合、馬車をどうするか。

処分しても構いませんが、その場合、大荷物を自分達で運ばないといけませんわ。

そして、それに伴い、移動に使う船をどうするか、という問題も発生します」


「なるほど、確かに色々と問題がありますね……」


私が頭を抱えると、シンシアさんは笑いながら手を振った。


「いえ、これでクリシュナさんの行き先が制限されるなら、本末転倒ですわ。

どうすべきかの考えはあるので、聞いていただけますか?」

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