表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第6章 崩壊少女
138/1085

行き先は

「オレは依頼があったから、陸路で南の国に行くつもりだ」


「そうなんですか?」


「ああ、だから、お前は別の方角へ行くといい、分かるだろ?」


「でしたら……港から海路を使い、西に向かおうと思います」


「西の国……『パラガム』辺りか?」


「そのつもりです」


「あそこには、ミカがいたはずだ」


「え?」


ミカナリア姉さん、エル兄さんの双子の姉で武術で名を馳せた『()聖』として知られている。


「そう、ですか……でしたら」


「いや、それなら、それで悪くないかも知れん」


「どうしてですか?」


「ミカも『パラガム』でアルの兄貴のことを探している。

この国にない新しい情報を掴んでいるかも知れない」


「それなら、手紙とかで知らせが来るのでは?」


「確実な情報ならな。だが、噂レベルの不確かなものなら、それぞれ役割を持つ身、混乱を避けるために控えるだろう。そこで腰の軽いお前の出番という訳だ」


「確かに、今は単なる噂でも情報は欲しいですね……」


「だろう?それに『パラガム』はさらに西や北の国に向かうための通り道でもある」


「完全な無駄足ということでもない、ということですか」


「そうだな、ついでにミカに稽古をつけてもらえ、

アイツは徒手空拳に特化してる分、専門的な指導を受けられるだろう」


私の武者修行にも丁度いい、ということでもある。


「わかりました、そうします!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ