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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第5章 戦い続ける少女
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大体、収集をつけるのは素面の人

「うひひ、光ある限り、影は生まれ続けるのよ……」


「だっからさ~オレぁ、心配なんだよ~お前が!」


「わかりますよ~わかります。でも!私は!」


「いやいや、オレぁ、お前が思ってる百倍はさー」


「いえいえ、わかってますってー」



「……案の定、ですね。収集がつきませんよ、これ」



「くっそぉっ!なんで、アタシを裏切った、アルベルトぉぉぉぉっ!」


「あの、個人的な恨みはわかりますけど、お店の迷惑ですよ」


「アルベルト?あるベルト?ここにある、ベルト?うっひゃっひゃっひゃっ!」


「どこが面白いんですか!?自分で言って、勝手に笑わないで下さい!」


「アルベルトアルベルトって、そんな事よりアルスフォードでしょーが!」


「あの、そうなのかも知れませんが、お店の迷惑ですって……」


「アルスフォードって、チョコレートみたいな名前だよね……」


「異世界ではそうなんですか!?知りませんって」


「んだよ!兄貴馬鹿にすんなよな!」


「それは、そうですね!」


「あ、でも、アル兄さんの名前でチョコレート売ったら大儲け出来そうですね」


「クリスさんがそんなこと言わないで下さい!」


「うひひ……いいね、ゴーストがアタシに稼げと囁いてくる……」


「シンシアさん、情緒不安定ですか?」


「……傭兵って、必要経費多くて思ったより儲からないんだよなぁ」


「そんな話、聞きたくなかったです」


「エル兄さんはプロテインとか良さそうですね」


「その商魂、いつ生まれたんですか!?」




「な、なぁ、嬢ちゃん。そろそろ店仕舞いにしたいんだが」


「……あ、はい。お開きですよ!お開き!」


「なんでよー!アタシの酒が、シャケが……ツナ?」


「何言ってるんですか?立てます?」


「ふ……立つことなど、たやすい」


「別にそんなこと自慢されても……」


「あ、エル兄さん、ゴチでーす!」


「え、あ、おう……」


「さぁー!みんな、今の内に上がりましょ」


「く、クリスさん?」


「……これが、節約術よ」


「ブラック・クリス……!」

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