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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第3章 奴隷少女
13/1085

材料

「それじゃあ、イワノフさん。欲しいものですが――」


「あ、ああ、なんだい?」


「りんご、ぶどう、桃……あと、サイチェルネを1個づつ下さい」


「サイチェルネ……珍しいものを知ってるんだね。あるけど」


サイチェルネ、それは砂漠でしか咲かない植物がつける実で、

薄味ではあるが、栄養価が高く、特に砂漠の民達の活力の源となっている。


「よかった。イワノフさんのところなら、あるとは思ってましたけど」


「近くに健康志向のお得意さんが居てね。仕入れてるんだ。とは言え、珍しいものだから割高だよ?」


「幾らになります?」


「他のと合わせて3000ウェンだ。端数は勉強しておくよ」


「ありがとうございます。それで構いません」


手持ちを考えると少々厳しいが、お金はまた稼げばいい。


人命には代えられない。


「じゃあ、ほら、投げるよ」


「はい!」


果物を全て受け取ると、荷物を下した。


「なにをするんだい?」


「ここで、薬を作ります」


「へ、薬?」

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