白昼の流星群
天高く飛びあがったエル兄さんに、嫌な予感を抱き、私は身構えた。
両の拳を突き上げたかと思うと、私に向けて振り下ろした。
「『気功拳・流星群』!」
それと同時に無数の拳大の気功エネルギーが降り注いだ。
「う、うわぁぁぁっ!」
無我夢中で両手の剣で切り払った。
対応出来る、ギリギリのスピードと質量で私を押してくる。
だが――
「――あ」
氷の剣が砕けた。
咄嗟に対処出来ず、一本の剣では防ぎきれず、私は気功の流星群に押し流された。
――――
「……う」
一瞬、気を失っていたらしい、私は地に倒れ伏していた。
なんとか上半身を起そうとしたのと同時に、空から降りてきたエル兄さんが踏みつけられた。
「あ――がふっ!」
「いい加減、ここまでだ。弱い者いじめがしたい訳じゃない」
「わ、私はまだ……!」
抵抗の意志を見せた瞬間、より一層強く踏み込まれた。
「くふっ……!」
叫ぶことさえままならず、乾いた息だけが漏れ出た。
「悪意にさらされるとは、こういうことだ。分かるだろう!?」
「……」
「いい加減、わかってくれ!お前、そんなに頑固だったか!?」
わかっている。
エル兄さんは身をもって教える為にこうしているということを。
それでも――
それでも、私は――
イメージはソウルゲインの『麒麟』の始動の部分(据え置き版)




