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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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彼女の消失

仕事の都合等で更新ペースがあまりよくありませんが、

更新出来る時に少しずつ更新していくつもりです

ご了承下さい

「わかりませんか?ここは『私の世界』なんですよ」


「は……?」


「ふふ……本当はお姉様にご理解いただけないことはわかっていました。

ですから、ご理解いただけるまで、待つだけです。

何年でも何十年でも何百年でも」


リオ姉さんは膝をつきそうになるのを堪えながら、マリィさんを睨んだ。


「ハンッ!長命種か何かだと思ってるの?

それとも死ぬまでここに拘束でもするつもり?」


「……何千年でも何万年でも、ご理解頂けるまでです」


「!?」


「ここは『私の世界』ですから」


「どういう……マリィ!?」


すると、マリィさんは霧のようにその存在を薄めていった。


「待ちなさいっ!」


リオ姉さんはなりふり構わず飛びかかったがーー


「次は色良い返事を期待していますわ」


マリィさんは、霞のように朧げに消えていった。


リオ姉さんの腕は空を切り、四つん這いの状態で床に突っ伏した。


「……マリィ……マリィ!ふざけないでっ!!」


その声は大きく反響するだけで、何処にも、誰にも届くことなく虚しく消えていくだけだった。


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