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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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理解のある妹

「そんなことより、やめてください!」


「やめろって……このマリィが……」


「マリィさんがしでかしたことなんでしょう?

でも、暴力でマリィさんの心は動きませんよ、きっと」


リオ姉さんはマリィさんの方を見た。


マリィさんの口元は笑みで歪んだ。


「試してみますか?お姉様」


「っ……」


リオ姉さんは手を離した。


マリィさんはその場に倒れこんだ。


私はそのマリィさんの傍に歩み寄った。


「マリィさんも、ですよ。

あなたが暴力で折れないように、リオ姉さんもこんなことをして自分を曲げる人じゃありませんよ」


「ふ、ふふ……妹様は私達より私達のことをご理解いただけてるのですね……」


「……ごめんなさい」


知った風な口をきいている。


そう感じた私は思わず謝罪していた。


「どうして謝られるのですか?

間違ったことは言ってません。

私もお姉様も折れないでしょう」


「っ……マリィ!」


再び、リオ姉さんはマリィさんの胸倉を掴んだ。


「だったら!どうするんだ!?一生こんなことをするつもりなの!?」


「或いは、そう言うこともあるでしょうね」

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