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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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マリィ=ベル

マリィさんは構わず続けた。


「妹様は今のお姉様をどう思われていますか?」


「どう……とは?」


「以前のようなお姉様に戻ってほしいとは考えていませんか?」


「それはありません」


意外、といわんばかりにマリィさんは目を丸くした。


「そうですか……それは何故です?」


「……」


「妹様?」


「……それが、姉が選んだ道だからです。

その選択は尊重されるべき、だと私は考えます」


「そうですか……」


「……マリィさんは」


「はい?」


「戻って欲しいから、そんな風に聞くんですよね?」


「……」


マリィさんは首元から下げた十字架を握った。


まるで、真摯に答えることを神に断りをいれているようだった。


「もちろんですわ」


「それは何故です?」


「そちらのほうが神に、教会にとっても、

私達教会の人間にとっても、

お姉様にとっても一番いいことですから」


「……」


私は一瞬言葉を失ったが、なんとか言葉を絞り出した。


「どうして……何を根拠にしてそう思われるのですか?」


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