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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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「なら、エレナ姉さんが住んでる場所はわかるんですね?」


「まぁ、おおよそは」


「おおよそ?」


私が聞き返すとリオ姉さんは引き出しから便箋を取り出した。


そこにはエレナ姉さんを宛先にした住所が記されていた、が……


「郵便局、ですか?」


「そう。

どうにも、山奥に住んでるらしく、明確な住所はないそうよ。

だから、郵便局留めにして、定期的に回収に行くって形みたい」


「そうなんですか……」


とは言え、大体の所在はわかった。


「ありがとうございます」


リオ姉さんに手紙を返した。


「それで、聞きたかったことはこれで全部?」


「ええと……」


少し考えた。


まさか、アル兄さんの失踪に関わっていないかと聞けるはずもない。


私は笑顔で頷いた。


「そうですね。助かりました」


「そう?大したことはしていないと思うけど」


リオ姉さんは立ち上がった。


「じゃあ、指導に戻るわ。

ゆっくりしたければ、そのままいたらいい」


リオ姉さんのカップはいつの間にか空になっていた。


「いえ、私もついていきます」


私もカップの中をすぐに空にした。

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