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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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通告

「医者によると全治は3ヶ月だった。

でも、わたしは1ヶ月で治せる確信はあったし、回復魔法をかけながらだったら旅を続けることは可能だった。

でも……アル兄さんはそれを許さなかった」


「!」


「今ならわかる。

自信を喪失していたのに、油断していたわたしのメンタルはボロボロだった。

そんな人間が命掛けの冒険なんて自殺行為でしかない。

アル兄さんの判断はどこまでも正しかった。

静養を名目に聖教会に戻るように言われた。

……もっとも、当時のわたしにとっては戦力外通告にしか思えなかったのだけど」


「では、アル兄さんとはそれっきり?」


「ええ、せめて成長した姿をアル兄さんに見せたかったのだけど……」


「他のきょうだい達とは?」


「ミカやエルとは時々会うわ」


「パーティで一緒だった……例えばエレナ姉さんとは会ってないんですか?」


ショウ兄さんとは以前会ったのだから、エレナ姉さんの所在を知りたかった。


「直接会ってはいないわ。手紙のやり取りくらいね」


「そうですか……手紙、か」


手紙なら、住所……エレナ姉さんの所在がわかるかも知れない。

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