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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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持つ者と持たざる者の意識

「『聖なる盾』……それが、リオ姉さんの……」


「そうね、遅ればせながらも、一応他のみんなのように異名を手に入れたわ。

クリスが知らなかったように、そんなに有名ではないと思うけど」


「あ、いえ……」


それでも、異名は異名、称号は称号だ。


……"私が持っていない"異名だ。


そんな、私の心境を見透かしたのか、リオ姉さんが微笑みかけた。


「心配しなくても、クリスもいずれ"何かの名"で呼ばれる時が来る。

クリスが進んだ道に合ったモノが、ね」


「そう……なんでしょうか?」


「貴女もわたし達のきょうだいよ。

末っ子だから、世間に出るのが一番遅かったから何もないだけで、いずれ順番がくるわ。

そう言う意味でも、わたしは落ちこぼれたんだけど」


「そんな……」


リオ姉さんの自虐はわかるが、そこにも届いていない以上、

現状の私の立場がない。


私が微妙な顔をしていると、リオ姉さんはふふ、と笑った。


「それで、聞きたいのはそれだけ?

他にもあるならまとめて言って欲しいのだけど」


「そう……ですね」


元々は社会見学ということでリオ姉さんの様子を見て、色々探りたかったところではあったのだけど、

この機会だし単刀直入に聞いてみよう。


「その……アル兄さんの行方は知っていますか?」

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