表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
1063/1085

姉として

「……うーん」


リオ姉さんは後ろ髪を掻き上げた。


「それって、公私混同にならない?」


「さぁ?少なくとも問題にする者はこの場にいないとは思いますが」


「……神に仕える者がそれではいけないと思うのだけど」


「あらあら、妹様の質問に答えるのも後進の教育になりませんか?

神様は、妹様より聖騎士を優先しろとは仰らないと思いますわ」


「はぁ……あんなに可愛いらしかったマリィが、いつの間にこんなに弁が立つようになったのか……」


「……人は変わっていくものですよ。

お姉ーー学長がそうであったように」


「……わたしの欲目か」


リオ姉さんは頭をぶんぶんと振って、騎士達に向き直った。


「しばし、離れる。十分の休憩の後、わたしが戻らねば各自自主的に訓練をするように」


「「「はいっ!!」」」


騎士達が一斉に返事をしたのを見て、リオ姉さんは私の元へ来た。


「あ、あの、別に今でなくても……」


二人の間に口を挟めずにいた私は慌てて遠慮しようとした。


「いや、いい。

せっかく、来てくれたのに姉妹の話も出来ていなかったね。

お茶でも淹れて、話をしよう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ