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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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「あ、えっと……」


「失礼しました。難しく顔をされていたので、どうされたのかな?と思いまして」


私は頭をフル回転させた。


この人を相手に下手に嘘をつくと見透かされるような気がする。


なら、嘘ではなく知られてはマズいところを隠して、率直な疑問としてぶつけてみるべきだと考えた。


「……そうですね。リオ姉さんはどうして、『聖騎士』の道に進んだのか、気になりまして」


「ああ……そうですね。"お姉様"は元々、私達シスターと同じ道を目指されていましたから」


「……お姉様?」


私の姉だから、あえてそう呼んだ……とは思えないニュアンスだった。


そもそも、マリィさんはリオ姉さんのことを一貫して……


「……今は学長ですね。元々は私達シスターの"お姉様"でしたが」


「は、はぁ……」


母やリオ姉さんが関わりがあるとはいえ、聖教会については詳しく勉強はしていなかった。


だから、マリィさんの言葉の意味が、"そういう文化"なのか判断がつかなかった。


でも、答えを聞くのが恐ろしく感じて、詳しく追求することは出来なかった。

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