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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第5章 戦い続ける少女
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何故、少女は戦ったのか? 前編

「クリス、この子の傷を見てみろ」


「はい」


「わかるか?()()()()ばかりだ」


「噛みあと……」


”狼”に襲われたのなら、不思議なことではない、と一瞬思った。


しかし、考えてみると()()()()()()()というのは違和感を覚える。


確かに狼の歯は大きな武器だが、弱点である頭部に近い分、必殺の一撃で無ければならない。


多用するのはおかしな話だ。


もちろん、本来の”狼”と違うのだから、理屈は違うのかも知れないが、

もっと多用できるはずの()()()()()()()ことは説明がつかない。


「噛みつく、必要があった……どうして?」


「そうか。わからないのなら、教えてやる。あの”狼”は『ミバロウカ』という、魔法だ」


「『ミバロウカ』……?」


魔法というのは察しはついていた、しかし、聞き覚えのない魔法名だった。


「『ミバロウカ』自体は元々、東の国にある黒魔術だ。

この頃は東の国の文化と共に魔術などもこの国に流入しているが、まだまだ珍しい。

術者と相体することがなければ、知らないこともあるだろう。」


「はい、知りませんでした」


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