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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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印象

そして、最上階の一番奥、仰々しい扉に学園長室と書かれたプレートがあった。


「聖教会って言う割には……」


ぽつりと呟いてしまって、すぐに口をつぐんだ。


権威を押し出していないか、と思ったことをつい口にしてしまったのだ。


「ふふ……お気持ちはわかりますが、対外的にも"ハッタリ"は重要ですので」


マリィ氏……さんは私を見透かしたようにそうフォローした。


「あ……そうですか……」


気まずく感じた私をよそにマリィさんは扉をノックした。


「学長、私です。妹さんをお連れしました」


返事を待つーー間にシンシアさんがマリィさんに聞こえないよう手のひらでガードしながら小声で話しかけてきた。


「(あの……大丈夫でしょうか?)」


「(え……?)」


「(なんだか、クリスさん、雰囲気に飲まれてませんか?)」


「(う……そうかも知れません。

…………いえ、大丈夫です)」


なんとなく、マリィさんに苦手意識をもったままでいるのは確かだ。


でも、用があるのはリオ姉さんだ。


マリィさんへの苦手意識は関係ない。

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