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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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通行許可

「それの何に問題が?」


さも、当然かのように述べるマリィ氏に門番は頭を抱えた。


それこそ当然の反応だろう、部外者である私でもとんでもないことをしていると察せる。


「あら、不必要な心配までなさるのね、ゴーシュ=ノイターさん?」


そう呼ばれた門番はさらに困惑を重ねた。


「あ、あの、俺、いや、私のことを、ご存知なのですか?」


「今更何をおっしゃるのです?私はマリィ=ベルです。

この街のことは何でも知っていますよ」


「うっ……あ……」


門番……もとい、ノイターさんは青ざめ、口をパクパクとしていた。


それにしても、このマリィ=ベルという人は何者なのだろう?


リオ姉さんと関わりのある聖教会の人間だということはわかるが……


「あなたの職務としては、この許可証が本物であることが重要であって、その許可証の出どころまで気にする必要はありません。そうでしょう?」


「そ、その通り……です」


「では、彼女達が通行することに問題はありませんね?」


「は、はい……ご自由にお通り下さい……」


そう言われ、私達の馬車は門を通過した。


私が直接何かした訳ではないけど、とても申し訳ない気持ちになった。


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