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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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彼女がいない馬車 28

「ーー」


瞬間、男の口元が緩んだように見えた。


『閃沙・獄路』、その本質はどこまで行ってもカウンターだ。


相手が放った攻撃をあえて受ける事で、確実に攻撃直後の隙を打つ。


相手の攻撃が起点となるという意味ではクリスが扱う『無形の型』と共通点も多い。


しかし、それとの大きな相違点として、『閃沙・獄路』は次元接続による、加速ーーいや、転移が加わっている。


故に反応だという次元を超えた攻撃が可能となる。


だからこそ、不可避。


そうーー男がその対処法を持っていなかったのならばーー


「選択を放棄したのはそっちだ」


チヒロが知覚不可な速度で、転移した瞬間。


弾丸がチヒロの額の前に突きつけられるようにして射出されていた。


カウンターへのカウンター。


チヒロの行動を予測し、チヒロが来る場所に攻撃を"置く"こと、

男がチヒロを知っていなければ、あるいは不可能だったかも知れない。


「!?」


回避不可能なカウンターを当てられたのはチヒロの方だった。

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