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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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彼女のいない馬車 23

「本当に……アンタは何者なの?

ワタシの何を知ってるの?」


「…………さぁ?答える義務はないでしょう?」


「っ!……『抜刀ーー戦闘特化』!」


「……!」


チヒロの剣がキィィィィイと、音を響かせる。


亀裂が入ったかと思うとスライドし、剣にそしてチヒロの左腕に黄緑色の光がラインを引いたように浮かんだ。


「……最初からこうしていればよかった。

相手は人間だからって変な手心を加えようと考えたから!」


「……人間相手に、本気の勇者の力を使いたくはなかったと?」


「そう。悪いけど、本気で行くよ。

アンタが何者かは知りたいから、死なないよう頑張って」


「……」


「『撃手・乱双』」


チヒロは男に斬りかかった。


男はチヒロの剣をガンカトラスで受け止める。


しかし、バトルモードの剣はそれまでと一撃の重みが違う。


チヒロが放ったのは連撃だというのに、初撃でガンカトラスの刃はひしゃげた。


初撃で右の刃が曲がったからか、次撃は左の刃で受けた。


それもまた曲げられる。


男はすぐに曲がった刃を上に射出して新しい刃に取り替えるが連撃の最中だ、どうあっても男の予備の刃が尽きるのは目に見えていた。

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