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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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彼女がいない馬車 10

「認識を……阻害されている?ワタシが……」


「失礼。実はシャイでして」


チヒロは苦虫を噛み潰したような顔をする。


「ま、冗談はここまでにしておきましょう」


そう言うと、男は2丁目の拳銃を抜いた。


「万全の状態で挑まず、事をしくじれば後悔しかないですし」


チヒロはそれを見て、小さくため息を吐いた。


「……よくわからない。

こんなのはいつぶりかな……まぁ、でもーー」


チヒロは剣を強く握った。


「アンタが、害意を持った敵であることは確かか!」


そして、男に向けて突っ込む。


「『閃沙ーー』」


チヒロはそのまま斬りかかるかと思いきや、バックステップを踏んだ。


「『雷包』!」


閃光が走った。


雷撃が曲線を描きながら男に迫る、飛ぶ斬撃。


それを男は姿勢を低くして、躱わす。


しかし、それにより、閃光が男の視界を一瞬塞いだ。


その閃光に隠れるようにして、チヒロは上空から男を狙っていた。


「『次元砲』!」


「っ……!」


男を吹き飛ばし兼ねない容赦のない一撃。


近くに馬車があるから出力は抑え目ではあったが、それでも人一人を消し飛ばすには充分な威力だった。

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