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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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彼女がいない馬車 7

「有り体に言うとそうなると思う」


「……見た目JKなのに、アタシより年上……」


「え、JK?なに?」


「あ、いや、ごめん。大したことじゃあ……」


「まぁ、いいけど……喋り方、素のままだね」


「それはびっくりして……気にしないで欲しい」


「いいけど……とにかく、そういうことだから、

"向こう"の話でも、シンシアちゃんの時代の話は多分わからないと思う」


「そうだったん……ですね。分かりましたわ」


「……もしかしたら、これが原因かもね」


「え?」


シンシアに聞き返され、チヒロはハッとした。


面と向かって言うような話ではない。


だけど、口にしてしまった以上、変に誤魔化せないと思った。


「いや……ワタシ達が、話、合わないのって」


「あ、あー……」


要は世代間、ジェネレーションギャップのようなものだ。


「……」


「……」


一瞬の沈黙、しかし、二人が至った結論は同じだった。


「そうかも知れません」


「だよね」


そう言うことにしておいた方が、"そうじゃない"時よりカドが立たない。


それが共通の認識となった。

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